本の時間

強く生きるための言葉。魅力的な名言際立つ本4選:岡本太郎ほか

コーヒーの周辺には、いつだって本があります。 コーヒーと本。 素敵な関係です。 今回は、 「強く生きる言葉、魅力的な名言を本から学ぶ」 ということをテーマにして、5冊の名作を選びました。 それぞれの本はずっしりと、とても読み応えがあります。そのた…

外せない!東京のおすすめ図書館5選とコーヒーの香り漂うその周辺

魅力的な図書館を一挙紹介! 喫茶店と図書館 コーヒーと図書館 ここにはふかーいふかーい関連性があります。 図書館で読書や勉強をした後の休憩に、喫茶店行きたくなるじゃあないですか。 そこで! 僕の超私的:東京のおすすめ図書館5選とコーヒーの香りのす…

【終わりの感覚】求めずして放棄されてしまった権利

ジュリアン・バーンズ著 土屋政雄訳 新潮社 【終わりの感覚】the sense of an ending 昨日再読してみましたが、これはさすがブッカー賞を受賞した作品だけあって読ませます。 今回は、この作品に登場するエイドリアンという青年について、そして彼の息子につ…

化粧と読書 -対極にあるもの

最近は以前ほど騒がれませんが、電車内でお化粧をする女性に関してあれこれと議論がありましたね。 僕も何度か遭遇したことがありますが、その変貌ぶりには驚かされます。 向かいに座って化粧を始めた女性は、30分後にはまるで別人のよう。 プリクラでもこん…

毎日がしんどいときに読む。ロンググッドバイ(村上春樹訳)

しんどいときには、チャンドラーが生み出した孤高のタフガイ=マーロウの心温まる物語を読むんですよ。ね。 ムカつくやつっているでしょう。 仕方ない。どんな世界にだって必ずいるものですから。 ただ、そんなのに構っているせいで大切な自分の人生に下手な…

書くことへの霊感ーミラン・クンデラ

昨日、京都三条にある media shop という書店で、お店の方と色々なお話をすることができた。 その会話の中で、哲学という言葉から派生してフランス文学界の巨匠ミラン・クンデラの話を僕は持ち出した。 「シブいですねぇ~」とのコメントからは、なんでお前は…

「私は私なんだよ」 と寂しげに話す彼女は

昨日書いたこちらの金閣寺ー三島由紀夫 www.tobiagattasakana.work 主人公が己の美の象徴を金閣に見ていることになぞらえて、僕にもそうした過去があったと書いた。 僕の場合は過去に好きになった女性にそれを見ていたのであって、それを有り体に書いた。 ー …

金閣寺-三島由紀夫

美しさと虚無の象徴としての-金閣 主人公の前に立ちはだかり、言葉を持たずして心に関係してくる。 僕も、この金閣のようなある象徴を持ったことがある。 彼にとっての金閣のように、なにかの行動の手前にはたびたびそれを思い出したりしてずいぶんいろんな…

ロンググッドバイ

レイモンド チャンドラー作 村上春樹訳 ロンググッドバイ(the long goodbye) 3回目(たぶん)読み終えました。 今回の新たな発見は、 こんなにも”IF”の可能性をぺしゃんこに潰してくる(きっとあのシルヴィアの頭のように)小説は他にないな。 ということ…

ライティング×アルコール

ライティング×アルコール みなさん、何か文章を書くときになにを飲んでいるでしょうか?私は基本的にはコーヒーか紅茶ですが、どうも気分が乗らないようなときにはアルコールにします。 そこで。ライティング時に飲んだ経験のあるアルコールをランク付けしま…

the long goodbye ハートウォーミング・ハードボイルド

the long goodbye by raymond chandler 世の中に、憧れる主人公というものは多くいますよね。 私の中ではホームズも良いのですが、断然マーロウが好きなんです。 機転の早さと本当の意味での優しさ・強さ、そして気に入らない者を牽制、攻撃するときに炸裂す…

小説の中の:真と偽

小説を読む。 語りてもしくは登場人物が、 「今日は雨がぱらついている」 と発言する。 すると、読み手ー読者は何を考えるか。 その作品の、そこで描かれている時間では雨が降っているのだ。 こう考えるのが、自然な流れ。 しかし。 もしかしたら、それは偽…

読書会に参加しました:京都 出町柳

先日、京都出町柳駅にある 柳月堂 という名曲喫茶にて開催された読書会に参加してきました。 どんな経緯で参加したか。 初めての読書会 持論を素直にぶつけられる場所 「読書好き」という共通点 広がるコミュニティ まとめ どんな経緯で参加したか。 ツイッ…

シェイクスピア:時の古いペン

時の古いペン シェイクスピア ソネット19番 貪欲な「時」よ ライオンの爪を磨りへらすがいい 大地には おのれの麗しい子供を食わせるがいい 獰猛な虎からは 顎の鋭い牙を抜き取るがいい 長命の不死鳥は 生きたまま焼き殺すがいい 駆けながら 季節を楽しくも…

伊丹十三:その口調を真似てみようかな

伊丹十三 ヨーロッパ退屈日記 古典音楽コンプレックス 音楽が分からないという状態が随分永く続いたように思う わたくしは音楽というものが全くわからなかった わたくしが一応音楽を理解するようになるまでに三つの段階があったように考えられる 1 音楽が無…

アリシアの日記:Monster(モンスター)【浦沢直樹】

MONSTER|アニメ・特撮|テレ朝チャンネル x 追記 五年後ーー偶然この古い日記を見つけ読み返してみたが、まだ人生が私の目には今よりも暖かくて輝いて見えたころのことが記されていて、興味が深い。 アリシアの日記ートマス・ハーディ 浦沢直樹:Monster(…

本を読んでも忘れる:それでいいよ。

自作の絵です。 ipadで書いていますが、書き慣れないせいか、あるいは持ち前の絵心のなさのせいなのか。 分かるようで分からない、絵の感性です。 忘れることは、悪いことではない 忘れないもの 忘れることは、悪いことではない 読んだ本の内容をすべて知識…

ガルシア・マルケス:光は水のよう【2017/12/3リライト】

ラテンアメリカ文学の巨匠 であるガルシア・マルケスの数々の名作のなかから、 光は水のよう を推薦します。 *この記事には「光は水のよう」のネタバレを含みます。 予めご了承ください。 ガルシア=マルケス 「十二の遍歴の物語」 ガルシア・マルケスの短…

ハイファイカフェ 音楽と本と、良質のコーヒーと

ハイファイカフェ(自家焙煎珈琲HiFicafe) 京都市中京区藤木町にある、ひっそりとしたカフェである。 ウィンディのマスター(https://ameblo.jp/windyi/)が紹介してくださったことから、出かけてみた。 この立地は、なかなか好条件であるのかもしれない。 な…

TOP:人間の建設

いま、「本質」を無視しているものがどれほど多いことか。 音楽、絵画、食と、あらゆる人間の文化が陳腐なものへの一途を辿っている。 これから紹介する「人間の建設」という本は、私がこんなことを感じ始めた大学時代に出会った本であって、こうした出会い…

堀江貴文著 「多動力」

これを読んで、一気に目が覚めたような感じがする。 今までの自分は、常識的な観点からすればただの変なやつであった。 飽きっぽくて次から次へと色々なものに手を出してしまう。 それは常識的な美徳からはかけ離れたものであるから、そんな自分を自分で卑し…

フランツ・カフカについてそして夢について

フランツ・カフカ カフカのアフォリズムや夢日記の影響を受けて考えるあれこれ カフカの「変身」や「城」といった作品と、彼が眠りの中で見た夢は繋がっているということ どちらも、「不条理」というカフカ最大の特色を持ち、無敵のカフカ像を据えている そ…

グレート・ギャツビーの翻訳者:村上春樹氏

スコット・フィッツジェラルド グレート・ギャツビー スコット・フィッツジェラルド著 村上春樹訳 グレート・ギャツビーを読むなら、断然、村上春樹訳のものがいい。 とはいって私は村上春樹が特別好きなわけではない。 1Q84とそれまでの作品はいくつか読ん…