美しいハトを見た-鴨川

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ウィンディでコーヒーを楽しんだ後、鴨川で走った。

最近新しく買ったオモチャであるパワーボールを片手に、五条をスタートとして三条の向こうの方まで。

パワーボールがあれば、腕の筋トレとランニングを並行して行えるからいい。

けれどその分早くなる血の巡りのせいなのか、カフェイン効果も相乗して頭がクラクラした。

 

 

そんな今日のランニングの、三条からの帰りに出会った

 

一羽のハト。

 

つい足を止めて、美術館で作品を見るような目でじっと観察してしまった。

美しいハトだった。

何が美しいのか。

たたずまいから体系から動作。

その存在のすべてからの、静かな気品の発光。

いちばん輝いていたのは、目だ。

目の前にいる僕を見る目には、怯えも暴力性も好奇も、何も特別な感情を感じられなかった。

だから何を感じているのかはまったくわからなかったが、それでも彼または彼女のハトとしての気高さを見た気がした。

そしてこのハトは群れずに、一羽で凛としていた。

エサに群がり、ぶくぶくと肥えた身体を揺する他のハトとは本質的に違う、違う動物だった。

 

26年生きてきて、こんなハトを見たことはなかった。

こんなハトを見たのは初めてで、撮影できなかったことがかなり悔やまれた。

もう2度と会えないかもしれない。

一期一会