シーソーのルール2

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もう去年のことになるけれども、

シーソーのルール

という文を書いた。

 

 

www.tobiagattasakana.work

 

ここではヒトの内面の、心のバランスの取り方について注目してみた。

他人には到底わからない、その人個人にしか観察できないシーソーゲーム、ルールの存在を考えた。

 

 

どんな人でも、必ずバランスをとっている。

そこから外れて、左右どちらかに極端に偏ってしまっている人が危ない。

そういう人が不幸にも何か過ちを犯したり、自殺してしまったりする。

数少ない経験ではあるけれども、警察時代にこうしたことに立ち会っては色々と考えてきた。

 

シーソーのルール2は、生き方の哲学や信条について。

 

フィンランド人には、[SISU]と呼ばれる哲学があるという。

 

何があってもやり遂げる

忍耐力

意志の強さ

立ち直り力

決断力

約束を守る

 

 

これらをひとまとめにして[SISU]と呼ぶ。

 

 

しかしこうした哲学がある一方で、[損切り]という考え方も存在する。

どんなに検証を重ねて、

「今このタイミングでこの企画を始めよう」

としたところで、それが上手くいくかどうか、市場に評価されるかどうかはわからない。

それが分かるのは、それが企画書を飛び出してプロダクトになったときだ。そうして初めて市場の反応を知ることができる。

 

このときこれが受け入れられればいいが、仮にそうでなかったとき。

どうするのが良いのだろうか。

 

 

[SISU]の考え方に則るのなら、諦めずにこれを突き通してやり切るのだろう。

逆境を克服したかどうか、という点もフィンランド人は高く評価する。

 

とはいえ、そうした努力のすべてが最終的な成功に結び付くとは言えない。

また、その成功レベルまでに当初の予定よりもはるかに多くの時間がかかるかもしれない。

 

そうなったときに、[SISU]と同じレベルで尊重されるべき考え方が[損切り]であり、この両点のバランスをいかにうまく舵取りするかが大切なんだと思う。

 

[損切り]のポイントは、

判断を誤ることは誰にでもあるが、それにいかに早く気づき、かつ認められるか。

 

早ければ早いほど良い。損失が大きくなればなるほど、その後の判断に迷いや意地が生まれる。

 

潔く負けを受け入れる。そうすれば回収した資金を、次の企画に回すことができる。

 

というところにある。

 

 

[SISU]はもちろん、素晴らしい考え方だ。

けれども、その一方では[損切り]の概念や大切さを覚えておきたい。

何が正解として表れるかは、時流によっても大きく異なる。

無数の正解が生まれ、無数の空振りが生まれる。

 

 

その空振りをしたときに、どう考え、どう対応していくのか。

負け方も大切だ。

負け方の上手い人、負けをコントロールできる人が勝負所で勝てる人だ、というのもなんだかよく聞く。

 

中心をはずさずに、一方の極に偏らずに、そうかといってどっちつかずにならないように。

シーソーゲームをコントロールできるような自分でありたい。