翠凜堂[suirindou]コーヒーサロン

コーヒーとともに生き始めた人生。興味の膨れるところを、どんどん発信します!!

小林秀雄×伊丹十三×辻まこと=警察官辞職の決意

私をこう文章に立ち向かわせているモノは、その犯人は誰かと思えば、思い当たるところがある。

小林秀雄
伊丹十三
辻まこと

思い当たるというか、この3人によるところしかない。
このすでに逝去された偉大なる御三方によって、私の人生の向かうところは変更された。
警察官としてのキャリアの積み上げではなく、物書きになりコーヒーになった。

小林秀雄

小林秀雄には、大学時代に出会った。
大学時代に書籍をふと手に取った瞬間、これは読まなければいけない。
そう思った。


そしてこの小林御大を知るうちに、青山次郎を知り、白洲次郎を知るに至り、そうなると今度は骨董や陶器にも手を出す羽目になった。
そしてさらに白洲正子、中原中也と私の興味は小林グループ全般に及んだ。
小林御大の投じた一石は、私の中でとてつもなく大きな波を作ってしまった。
まったく迷惑な話だ。


これによってかなり多くの時間を読書に割かれ、陶器に割かれた。
私は彼らの著作をもごもごと読み漁った。
挙句、将来の夢として掲げまさにその夢を叶えたところの警察官の道を断った。



御大が生きていたら、一言文句を言ってやりたいところである。

「こらっ。あんたのせぃ・・・いえ、あなた様のおかげで私は自分が本当になにをやりたいと思っているのかを知りました。
また、骨董を愛でるうえでの審美眼についても大変勉強になりました。感謝しています。」

本当は文句なんか言えない。
もし生きていらしたら、私の所有する仮想通貨をすべて献上してもいいくらいだ。


伊丹十三

伊丹十三は、警察官時代。
文京区後楽園駅すぐ近くの「あゆみブックス」で手に取った
”ヨーロッパ退屈日記”
がまたもや私の人生を狂わせた。

なんだこのタイトルは!
いま流行りの、話題性だけを狙った中身はすっからかんの陳腐変態文庫か!?

なあんて悪態をつけておきながら、ページはどんどんめくられていきます。

すみませんでしたっと(^ω^)

伊丹十三をこの年にもなって知らなかった私は世間知らずでしたかね。
どんなにマルチな才能を持っていてそれを余すところなく発揮されていたのか、もっと昔から知っていれば・・・。

たらればの癖はいつになっても直りません。

伊丹十三の本を読むと、自分の今までの物の見方がいかに程度の低いものであったをまざまざと思い知らされるのです。
まあ、この方はそうした啓蒙をテーマにして書いたものも多いですから、自然とそう思わされてしまったというところもあります。

伊丹十三のような人がいま、彗星のごとく現れてくれたら。
私はすっ飛んで会いに行くでしょう。
もちろんお土産は仮想通貨。

辻まこと

辻まことは、京都に来てから。
ポパイの特別号「本と映画のはなし」だったっけ。
そこにこの方が紹介されていた。


“山と森は私に語った”
が私の行く先を決定づけた。

なんと自由!!
そして自然を愛し、生きることを楽しんでいる!!!

私が他者から感動を受けるポイントは、いまやこうしたところに絞られてきているようだ。


そしてさらに、物の見方とその切り口が伊丹十三と似通っているところが多く感じる点も私にはかなり響いたのだった。


彼ら豪傑によって導かれんとする私の行く末

はいっ!!
何事も一生懸命に励み、一人前の〇〇〇になりますっ!!!!!

とはしゃいでいた私はいずこへ。

私は彼を捨てたか、置いてきたか、あるいは殺したのか。
いや、私ではない。
この御三方の豪傑な文章、そして生き様にの共闘。
ついぞ逆らうことはできず、屈服した。そういう次第であった。