翠凜堂[suirindou]コーヒーサロン

コーヒーとともに生き始めた人生。興味の膨れるところを、どんどん発信します!!

私の眼は次第に開かれた:印象派:モネの告白:京都鴨川で昼寝をしながら

 
 
クロード・モネ
印象派の始まり。
「印象・日の出」の作品は印象派の名前の由来です。
 
 
音楽をきっかけとして、絵画にかなり興味を持ち始めた大学時代。
東京には驚くほど多くの美術館があり、そして魅力的な展覧会を一年中開催していることを知った私は、暇を見つけては出掛けていました。
 
こちらは東京上野にある国立西洋美術館で開催されたモネ展です。
 

http://www.museum.or.jp/uploads/imdb/file/event/00081298/00081298.jpg

 
以下に代表される作品が並べられていました。
 
 
 
 
 
私は26歳になった今でもモネの良さが”分かる”とは言い切れません。
というのも、音楽や絵画に興味を持つようになり積極的に触れることになってからまだ8年ほどしか経過していないのです。
 
 
 
私が絵画を知るきっかけは、大学でバイオリンに出会ったことでした。
 
大学生になって、勉強するのは当然。
けれど、勉強だけで終わってしまってはそれはつまらないというもの。
なにかサークルに入って、そして生涯ずっと楽しめるような趣味を見つけられたら。
 
こう考えていた私が行きついたものがバイオリンであり、オーケストラサークルでした。
 
 
私にとってこの出会いはまさに衝撃的。
まさか、自分がバイオリンを始めるだなんて思いもしなかった。
 
けれど、8年経ったいまでも大切な趣味として楽しんでいることを考えると、これはどこか必然的なものであったのでしょう。
ちなみに、10年ほど続けていた剣道は今ではさっぱりやっていません。
これも、そういうものなのでしょう。
 
 
 
私にとってバイオリンは、音楽の入り口に終わりませんでした。
それは、広く芸術への入り口となった。
 
音楽に触れた者が、次は絵画に行くのが当然の道であるのかどうか、なんてことは知りませんがとにかく私にはそういうことが起こりました。
 
 
そしてこんなことを考える時に、モネのある言葉を思い出さずにはいられないのです。
 

私の眼は次第に開かれた

自然を理解し、愛することを知ったのだ
クロード・モネ
 
モネのこの言葉が真理に近いようなものであり普遍的な意味を持つのであれば、私自身についてもこれになぞらえることができるのかもしれない。
と思ってみるのです。
 
 
モネの残したように、何かに触れてその道を行くときのその歩みは、”次第に”なのでしょう。
最初に触れた時の、自分とその世界との交わりはとても強烈な感覚を生みます。
自分の中に備わってはいたが、まだその芽生えを待っていた種が土の中から顔を出す。
そして日の光が当たる。
 
 
 
私の好きな本
ヘルマンヘッセの”デミアン”にこんな一文があります。
「われわれ自身の中にないものは、われわれを興奮させはしない」
ヘルマンヘッセ デミアン
高橋健二訳
新潮文庫
p168より

 

あるものを好きになるということは、自分自身のなかにその要素を持っているから。
そしてそれに気が付くほんの少しのきっかけがあれば、その要素を認識することのできる自分になれる。
そして、その世界を見る眼が次第に開かれてゆく。
 
 
 
なぜ私はバイオリンを始めたのか。を考える時。
 
 小学生、中学生のころの私にとって、学校の音楽室に飾られている
ベートーベン
モーツァルト
の肖像画は何の意味があったのか、と思うことがあります。
ベートーベンの、どこかある点を捉えているかのような鋭い眼差しを、どんな感覚で見ていたのだろうか。
 
 
そんなことを考えても、答えは分かりません。
分かりはしないのですが、確かに私はそこで一度彼に触れているのです。
それだけは確実に言えるのです。
 
音楽室に、ベートーベンの肖像画が掛けられてあった。
そしてそれを何度も見た。
なにも考えずとも、見た。
ただ見た。
 
 
そして大学生になった私が、バイオリンに触れて、コンサートホールで
ベートーベン交響曲第五番 運命
を演奏する。
 
 
 ここに何かを発見することは可能でしょうか。
いや、可能かどうかというよりも何かあるのでしょう。きっと。
きっとあの時、ベートーベンが私のなかに侵入してきた。
そして種を撒いていった。
その種があるとき、パッと芽を出した。
こうとしか考えられない。
 そうでなければ、これが私にとっての原体験でないのであれば
私はこんなことをいちいち記憶しているはずがない。
 
と思うのです。
 
 
 

http://collection.nmwa.go.jp/artize/l/0001550003L.jpg

1902 「ウォータールー橋、ロンドン」

https://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2013monet.html

 
そして私の耳は次第に開かれた。
こういう具合です。
だんだん、だんだんと音楽を深く掘り下げていきました。
しかしまだまだ分からないことだらけ。
 
 
分からないこと、不思議なこと。
これを追求すると同時にまた、これがあるからこそ楽しいのですね。
 
                                 
 
 
今日はとても天気がよく、暖かく過ごしやすい気候でした。
そんな日に京都鴨川でのんびりと読書をする。
眠くなったら昼寝をする。
これが最高の楽しみのひとつです。
 
きれいな川の水がゆらゆらと流れる
日の光を受け、きらきら反射する
時折、ちゃぽんと魚が跳ねる
風は少し冷たい。
 
トイレに行きたくなった時が、帰るチャンス。
そうでもならなければ、いつまでものんびりしていて帰れなくなってしまう。
鴨川の魅力に夢中になっています。
 
 

 

www.tobiagattasakana.work

 京都:鴨川にてのんびりした時の記事です。

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