翠凜堂[suirindou]コーヒーサロン

コーヒーとともに生き始めた人生。興味の膨れるところを、どんどん発信します!!

ハイファイカフェ 音楽と本と、良質のコーヒーと

ハイファイカフェ(HiFicafe)

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京都市中京区藤木町にある、ひっそりとしたカフェである。

 

ウィンディのマスターが紹介してくださったことから、出かけてみた。

この立地は、なかなか好条件であるのかもしれない。

なぜなら、近くには京都の書店好きで知らない人はいないであろう「三月書房」があり、その他にも京都ならではの味わい深い店が軒を連ねる通りがあるからだ。

電車を利用してのアクセスはあまりお勧めできないから、バスの利用が良い。

河原町丸太町のバス停から徒歩5分ほどである。

 

 

 

入り口の細道を進んでいくと、玄関が見える。

靴を脱いで、静かに上がる。

「こんにちは」の挨拶を忘れずに。

 

物静かな様子のマスターが迎えてくれると、さっそくブレンドを注文。

ハイファイカフェでは、ブレンド作業は一杯ずつ行う。

なぜか。

こうでもしないと必然的に味のブレが出てしまうからだ。

全体を100としてその中を4種ほどのコーヒーで構成(ブレンド)するのが主であり、通常であればそれは数百グラム単位で行う。

その中から、注文に応じてカップ数に必要な豆を図り取るわけだが、混ぜ合わせた全体からすくうとなるとどうしたって豆の種類の比率にばらつきが出る。

例えば同じ16gにしたところで、その中の豆の構成比率が偏る場合があるのだ。

 

これを踏まえて、ハイファイカフェのマスターは一杯ずつのブレンドにこだわっている。

したがって、注文してからコーヒーをいただくまでの待ち時間は長い。

ただ、だからこそこのお店にはその時間も客を飽きさせないような工夫がなされている。

 

BGMのジャズのレコードは聞いていて心地の良い曲ばかりで飽きない。

本棚にたくさん納まっている本の数々はとても興味深いものばかり。

そして居心地の良い畳の和の空間。

何時間でもゆっくりしていきたくなってしまうものだ。

 

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ハイファイカフェの珈琲は深入りの豆を使用している。

そして、ネルでドリップする。

飲み始めはゆるく糸の張られたような苦さが舌を通過し、口に緊張感を連れてくる

とてもコクがある。

しかし飲み終わりは、とても優しい。

キャラメルのような甘みが口の中に広がり、いつまでもその感覚を味わっていたいような気持になる。

 

美味しかった。

正直な感想だ。

 

会計の際にマスターと少しお話しすることができた。

私が、ここでいただいたようなコクがあって土台のしっかりとしたコーヒーを目指していると話すと、若いのに珍しいねとのことだった。

サードウェーブのことがあるのだろう。

ブルーボトルに代表されるようなああいったコーヒーのこと。

薄くて、酸味ばかりで、そしてどこにでもあるような味。

ここじゃなくても、ほかでいくらでも飲めるな、という味。

私は、あれ、苦手なんです笑

と返したが、信じてもらえただろうか。

 

サードウェーブってなんで流行ったんだろう。

興味はないが、わからなければ覆すこともできない。

むむむ

 

このハイファイカフェのような、信念を持って努力されている喫茶店があることに感謝。

また行きます。