翠凜堂[suirindou]コーヒーサロン

コーヒーとともに生き始めた人生。興味の膨れるところを、どんどん発信します!!

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いま、「本質」を無視しているものがどれほど多いことか

音楽、絵画、食と、あらゆる人間の文化が陳腐なものへの一途を辿っている。

これから紹介する「人間の建設」という本は、私がこんなことを感じ始めた大学時代に出会った本であって、こうした出会いを運命的なものと表現するのだろうとつくづく思ったものである。

 

小林秀雄は言わずもがな、”批評の神様”とまで呼ばれた歴史的天才である。

そしてその小林秀雄の対談相手を務めたのが岡潔。

 

日本の数学界において歴史的天才と評された。

本書は有り体に言えばこの2人による”雑談”なわけであるが、果たしてこれがどんなものであったか。

”雑”という言葉を用いるにはあまりにも知的であっていくら背伸びをしても、どうやっても届いてくれないから諦めるのが正しいのかもしれない。

 

しかし、この本は文庫本にしてたったの147ページ。 薄っぺらい本である。

「こんなの、1時間もあれば読めるよ」 手を出して見たら、あらら。とんでもない。

 

脳内がバチバチッとショートを起こしては読み、起こしては読み、の繰り返しになってしまうはずだ。 それほどまでにこの本に収められている対談は実に衝撃的だ。

これから、このカテゴリ内でお二人の対談のエッセンスを抽出し、その内容を紹介していきたい。

その目的は、どこにあるか。

さて、どこだか。

人間の建設 (新潮文庫) [ 小林秀雄(文芸評論家) ]

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