ひとり鴨川でタバコを吸いながら考えたこと
なぜこうして、タバコを吸っているのか
タバコなんてなくともひとり静かな場所へ行けば物を考えることはできるのではないか
と、おれは思っていた
少なくとも昨日までは
だが、ふとこんな考えが浮かんできた
タバコとは、シャーマンのようなものではないか
シャーマンは、あの世とこの世を繋ぐ媒介人である
シャーマンを通して死者と会話することが可能になるのだ
で、タバコををそれに例えるなら
タバコは、私と私の深い精神世界とを繋ぐ媒介人である
タバコを通して普段は眠っている深い精神世界の私と会話することが可能になるのだ
これと同じことはウイスキーにも当てはまるだろう
さらに拡大してみるのなら、趣味全般がそうであると言える
スキー、登山、サーフィン、読書、音楽、麻雀、、、
自らの根源と深く付き合い、そのコミュニケーションを楽しむためのツールとしてこれらの趣味を持つ、とも言えるのだろう
なぜタバコを吸おうと思い立ったかというと、辻まことの本を読んで影響を受けたからである